少子化対策、何ができるか(中) 「働き方の柔軟化」最優先で 柴田悠・京都大学教授 - 日本経済新聞

2010年代半ば以降、日本を含む先進国の出生率はほぼ低下の一途をたどっている。少子化を「出生率の低下」と定義するなら、今や先進国にほぼ共通した現象だ。最も育児支援が充実している北欧やフランスでも、出生率は低下している。経済協力開発機構(OECD)によれば、21年で高い順にアイスランド1.82、フランス1.80、デン…